ビジネスで一番、大切なこと:消費者のこころを学ぶ、お客様の気持ちを知る

今回ご紹介する本は、

ビジネスで一番大切なこと「消費者のこころを学ぶ授業」
バーバードビジネススクール教授 ヤンミ・ムン

 

以前にご紹介した書籍「スタンフォードの自分を変える授業」もそうですが、海外の名だたるビジネススクール教授の著書は、女性教授が書いているもの目立つような。

日本では、マーケティングやビジネスに関する情報発信は、圧倒的に男性が多いと思うのですが、気のせいかしら?

それに比べると、たとえ外国人であっても女性目線で書かれたものはとてもわかりやすい!なぜなら、家庭や子どものことを例えにしていたり、主婦目線での顧客心理が書かれていたりと共感ポイントがたくさんあるからです。

この本を書かれている著者もワーキングマザーなので、生活感とビジネス目線のバランスが良く、とても読みやすい内容でした。

伸ばすべきは弱いところ?

様々な書籍やネットの情報の中で、ビジネスに大切なことのひとつに、強み=USP(unique selling proposition)があること、と言われています。

わたしは自分の弱いところばかりに目が行きがちなので、つい「弱いところをなんとかしなきゃ!」「弱いところを伸ばさなきゃ!」ってがんばろうとしてしまいます。

この本では、弱いところを伸ばす努力はしなくていい、むしろ強いところをもっと伸ばして!と伝えています。

つまり、自分のの強みを知り、そこをもっと強化して、ライバルを引き離すことに気を回しましょう!と言っているのです。

差別化は手段ではなく考え方

強みに加え、差別化という言葉も良く聞くと思いますが、著者のヤンミ・ムン先生は、こんなことを言っています。

「競争相手に目を向けてばかりいると、似ているモノを生み出すだけ。もっと消費者に目を向けるべき」だと。

競争相手を意識し過ぎると、「もっと、もっと」となりがち。それって、競争相手と同じことをしているだけで、お客様は驚かないし、新鮮さもありません。

「手段」を変えるのではなく、「考え方」を変える。

つまり、お客様の気持ちを知ることなんですね!

Googleがやらなかったこと

本の中では、様々な企業の事例が出ていますが、わたしが印象的だったのはGoogleの事例でした。

Googleは、ポータルサイトとしては後発組です。そこでGoogleが取った戦略は、顧客が期待している拡張への流れを意図的に断ち切ったということです。

つまり、こういうこと

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社名と検索窓だけのホームページ。余分なものが全くありません。

Googleは「贅沢を提供する」というのを意識しているのだそう。贅沢を提供するとは、つまりトップページに広告がないということ。広告だけではなく、会社概要もない。

他のポータルサイトや検索サイトには、広告はもちろんのこと、ユーザーが必要のない情報ももれなく掲載されているものばかりです。その中で、ユーザーのほしいものだけがあるってとても贅沢なこと、としたんですね。

究極の贅沢とはこれ以上ないほど便利ということだとわたしは思います。確かに、検索したいだけだから検索窓だけあればいいわけです。

この事例だけではなく、本の中にはなるほど!と激しく同意したくなる事例が盛りだくさんです。大企業の事例はそのまま真似できなくても、ヒントになりますね。

つい考えが固執してしまいがちなときに、なんども読み返したくなる本でした!

 

 

ブログ著者

もち月りえ
もち月りえ初心者専門ウェブコンサルタント
東京生まれ下町育ち。
キャリアのない専業主婦からフリーランサーに。主婦の時に楽天フリマで出品しながらマーケティングを独学。「なぜ売れるのか」「なぜ行列なのか」「なぜ買うのか」など女性の購買心理を考えるのが好き。趣味:テニス、SNSで情報収集。